
『えびじゃ』のフジが「悩んでます。」と題した動画で、深夜2時にカメラの前で胸の内を打ち明けた。
30歳を超えてなお登録者100万人に届かない中堅YouTuberとしての葛藤と、YouTubeへの情熱を失いかけている現状について赤裸々に語っている。
結婚や事業の責任感に押しつぶされそうになりながらも、夢を諦めきれない男の等身大の悩みが浮き彫りになった内容である。
3カ月間の迷走から見える創作者としての苦悩
フジは動画の中で、ここ3カ月間YouTube活動に本気で向き合えていなかったことを告白している。
「動画への熱を入れられてない」という言葉からは、かつて一つ一つの作品にプライドを持って取り組んでいた姿勢を失った焦燥感が伝わってくる。
編集の最終チェックやサムネイル・タイトル決定から離れたことで、「自分の動画を見れなくなった」「誇りを持てなくなった」という状況に陥った様子が生々しく描かれている。
街でファンから声をかけられても「俺見てねえな」と思ってしまう複雑な心境は、創作者として最もつらい状況と言えるだろう。
結婚による生活の変化や事業への注力が、本来の武器を封じてしまったという現実的な悩みも赤裸々に語られている。
夢への執着と責任の狭間で揺れる男の心境
視聴者からは「こんなリアルな話を聞けるなんて」「フジの人間らしさが伝わってくる」といった共感の声が多数寄せられている。
特に印象的なのは、「夢だったはずの約束がいつの間にか十字架や鎖みたいになってる」という表現で、成功への道のりが重荷に変わってしまった心境が切実に伝わる。
メンバーや家族への責任感、ファンへの責任感が彼を縛り付け、「のびのびできなくなった」状況は多くの大人が共感できる悩みである。
それでも「エビジャハウス」や「無人島」という夢を語る時の熱量は、彼の内に秘められた情熱の証拠でもある。
YouTubeと真摯(しんし)に向き合いながら夢をつかみたいという思いは、挫折を知る大人だからこそ響く重みを持っている。この動画を見れば、成功への道のりがいかに複雑で孤独なものかを改めて実感するはずだ。
出典:えびじゃ
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