
『むくえなちっく。』の「最近密かに引っ越してた相方の家に突撃してみた」は、えなさんの新居を相方の福田さんが突撃訪問する。
昨日引っ越したばかりの真新しい住まいで、まだ段ボールが残る生活感あふれる空間から、新生活への期待と不安が混在するリアルな心境まで、引っ越しという人生の節目を等身大で描いている。
今回えなさんが選んだのは初めてのタワーマンション。「タワマに住みたい夢があった」わけではなく、条件を重視して探した結果、意外にもコストパフォーマンスの良さに驚いたという。
特に全ての部屋に窓があり光が差し込む明るさと、圧倒的な収納力が決め手となった。洗面台周りの豊富な収納スペースや、ウォークインクローゼット、キッチンの充実した棚など、生活の利便性を追求した選択が印象的である。
カウンターキッチンへのこだわりも見せ、前の家では夜ご飯の時間帯だった料理が、今度は朝の優雅なコーヒータイムを想像させる配置に変わった。「明日の朝コーヒー入れちゃうかな」と思わせる環境の変化が、新生活への期待を物語っている。
引っ越しの瞬間、前の家を出る時にさまざまな思い出が蘇ったというえなさん。過去の恋愛や経験を振り返りながら、「この家も引っ越さないだろうな」と感じつつも、「大恋愛をして終わった時はこの家から逃げたくなるかも」という複雑な心境を率直に語っている。
以前の引っ越しでは寂しさに泣いてしまった経験もあったが、今回は25歳という年齢もあり「泣きませんでした」と成長を実感。
一人の時間を埋めるために友人に電話をかけたくなる新鮮な気持ちや、「暇で女」になるかもしれないという新たな自分への期待も語られる。環境の変化を恐れるモンステラの植物にも「引っ越すよ」と事前に声をかけるなど、丁寧に新生活に向き合う姿勢が心を打つ。
人生の新章を迎える女性の等身大の心境が、見る者の共感を誘う一本である。
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