
『佐久間宣行のNOBROCK TV』の「令和ロマンくるま 芸能界天下取り将棋!」は、くるまが芸人たちを将棋の駒に見立てて配置し、芸能界での“天下取り”を真剣にシミュレーションする、異色のトークバトルである。
劇場最強、MCタイプ、言葉が強いなど多彩な芸人を戦力として並べる様子は、まさに頭脳と笑いの融合。将棋盤の上で繰り広げられる妄想戦略が、芸人同士のキャラクター分析としても秀逸で、見ごたえ十分だ。
「どの芸人をどの駒に?」将棋盤に広がる笑いの布陣
「歩は絶対にフースーヤ」「香車にこがけん」「金に千鳥」など、ジャンルも芸風も異なる芸人を駒に当てはめる工程には、くるまの“芸人オタク”ぶりが全開。
中でも「角は言葉が強い奴がいい」「銀は劇場に強いやつ」など、ポジションごとの役割を的確に分析する姿は、戦術家の顔すら見せる。そこに佐久間のツッコミが絶妙に入ることで、シリアスな空気と笑いのバランスが生まれ、まさにトークバラエティの新境地。
テレビや劇場で活躍する芸人たちの強みを将棋に落とし込む発想力に、「自分なら誰をどこに置くか」とつい考えてしまう仕掛けがある。
「この銀、強すぎる」視聴者の妄想を加速させる人選の妙
「くるま、分析力高すぎ」「この布陣、普通に最強」など、鋭い選出に共感する声が多数寄せられている。
特に芸人としての力量や芸歴、得意分野を踏まえたうえでの布陣には、プロレスのカード編成を思わせるワクワク感があり、思わず聞き入ってしまう。「笑いを盤面で語る」異色のトークでありながら、その根底には芸人リスペクトと鋭い観察眼がある。
笑えて唸る“芸人将棋”は、今後シリーズ化を望む声すら上がりそうな完成度だった。
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