
『徳井video』の「海外ホテルの朝食バイキング」では、徳井義実が中国・上海のホテルで味わった朝のひとときを描く。異国の食文化と静かな時間が交錯するその場面は、ただの朝ごはんにとどまらない味わい深さがある。
自分で選ぶ、優しさと痺れの一杯
バイキングに並ぶのは、蒸し野菜や手羽先、茶碗蒸し風の品々など多彩な料理。
そして徳井が惹かれたのは、自分で具材を選び、好みのスープをかけて完成させる“麻辣湯風”のカスタムヌードルだった。言葉の壁を前にしながらも、優しく応じてくれるスタッフの手を借りて、ハムや春雨、野菜を丁寧に盛りつけ、白湯ベースのスープを注ぐ。唐辛子や香菜、花椒の香りが広がるその一杯は、しっかりとした旨味とやわらかな辛味が同居する、まさに“朝のご褒美”であった。
「朝から火鍋っぽいの、いいなあ」とつぶやきながら、異国の優しさに身を委ねる徳井の姿が印象的だ。どこかぎこちなくも楽しげに注文を重ねる様子からは、旅人ならではのワクワク感と、人と人とのあたたかなやりとりがにじみ出ている。
どこか懐かしくて、新しい。上海の朝が運んでくる“日常の非日常”
「なんやこの味、知らんな」は意外にも少なく、むしろ日本人にも馴染みやすい味わいが並ぶ朝食。餃子のあんを卵で包んだ創作点心や、甘辛い手羽先風の揚げ物など、親しみのある料理にほっとする場面も。
「一つひとつがちょっとした発見」と語る徳井の表情には、旅先でしか得られない“非日常のやさしさ”がにじむ。さらには、スマートフォンで音声メッセージをやりとりする現地の人々の様子に驚き、「文化の違いっておもしろいなあ」と素直な感想を漏らす場面も印象深い。
気負わず、自然体で出会う異国の一皿。この朝を味わえば、何でもない一日がほんの少し、鮮やかに変わるかもしれない。
出典:徳井video
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