YouTuber・たっくーが、グロテスクゲームなどのフィクションで設定されている18禁はいつからできたのかを調査した。そして、18禁誕生のきっかけは「沙織事件」だったことが判明している。
「沙織-美少女たちの館-」が問題視された
エロコンテンツであれば、間違った性教育になるため18禁という年齢制限を設けるのも納得できる。
しかし何故グロテスクゲームなどのフィクションにも18禁が設定されているのか、不思議に思ったたっくーが調査した結果、以前は18禁ではなかったことがわかった。
18禁が誕生したのは、「沙織事件」がきっかけだ。1991年、京都府で男子中学生が「沙織-美少女たちの館-」という成人向けPCゲームを万引きした。
するとその後、世間ではゲーム内容が注目されるようになったのだ。「未成年の興味を引く有害なコンテンツなのでは?」と問題視されるようになったという。
万引きの原因が少年ではなくゲームのせいになっているのだ。無茶苦茶な話である。
強制捜査が入る事態に!社長が逮捕?
この件でゲームの制作会社や親会社、販売店に強制捜査が入り、社長と販売責任者がわいせつ図画販売目的所持の疑いで逮捕された。
それというのも、事件当時はパソコンが普及しておらず、過激な性描写や暴力描写の規制が出来ていなかったのである。現在より自由に表現されていたので、過激なシーンも多々あったのだ。
事件発生の翌年、1992年にアダルトゲーム制作会社が会合を行い、「一般作」と「18禁」を設けることになった。これが18禁誕生の経緯である。
たっくーは「沙織事件」の以前に販売されていた過激なゲームや、ゲームがきっかけとなり起こってしまった事件も紹介した。
そして、「フィクションと現実の区別がつかない人間は、影響を受けて犯罪に走る可能性がある」と指摘しつつ、「何でも規制することで根本的に解決するわけではない」と自身の考えを述べている。
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