ウクライナ人兄弟のサワとヤンによるYouTuber・サワヤンのサワが3月1日、『【東欧のもこう】神様、許してください。【マリオカート8DX】』を公開。

ロシアによる攻撃から守るため、ウクライナに首都キエフに住む実父に武器購入資金を援助することを明かした。

ウクライナ在住の父の武器購入費を支援

2月25日には『【東欧のもこう】はじまってしまった。【マリオカート8DX】』を投稿し、ロシアによるウクライナ侵攻に言及していたサワヤン兄弟は、自身の母国であり実父が在住しているウクライナの戦況を方々で発信している。

1日の動画冒頭で「ウクライナは厳しい状態が続いている」と告げたサワは、ゲーム実況を開始するやいなや、「このたび父親の武器購入資金を支援させていただくことにした」と単刀直入に切り出した。

「結果的に戦争に加担するのではないかという複雑な思い」を抱えながらも、「親族である父親の命が大事」と今回の決断に至ったサワだが、いまだ「良いとか悪いとか正直答えが難しい」と払拭されない迷いがあることを打ち明けている。

サワは資金支援について「武器は届いていないが届き次第、総額100万円近くの支援をする」と述べており、「戦争を止めるためにお金を使いたいが止むをえない形で言葉が見つからない」と思いを語った。

サワ、ヤンが義勇兵に志願を表明

「自分の親が明日死ぬかもしれないときに何が出来るのかというと、求められたものに答えるしかないという結論に至った」と冷静を装うサワは、同動画で「戦場に行けない以上出来ることがないか模索している中で誰かの支援が出来るのであればしたい」と発言。

翌2日に「サワヤンチャンネル」で投稿した『義勇兵に志願します』では、ウクライナが志願兵を募っていることに関し、「母国を守りたいっていう気持ちはありますし、（中略）ウクライナに行ける機会があるんであればいつでも行く準備はできてる。覚悟はできてる」と、サワに加えて弟のヤンも義勇兵に志願することを表明した。

ウクライナでは2月27日、ゼレンスキー大統領が外国からの志願者で外国人部隊を編成すると発表。日本でも同日、在日ウクライナ大使館が同様の呼びかけをTwitterに投稿していた（現在は削除済み）。

1日には元自衛隊員約50人を含む、約70名から志願がきたことを明らかにした。

参考：朝日新聞DIGITAL