ピアノ演奏で人気の台湾人女性YouTuber・Pan Pianoが12月23日、自身のTwitterアカウントで「チャンネルを応援してくれていた皆さんへ」というメッセージを投稿。
詐欺とみられる著作権侵害警告をうけ、動画が数本削除されたことを明らかにした。
ベトナム企業の著作権侵害警告で動画2本が削除
同ツイートによると12月15日にYouTubeから著作権侵害の警告があり、指摘のあった動画が削除されたという。一方で、申立人であるベトナムの“J社(仮名)”からは「システムに何かの間違いがあった」と応じられたという。
ところが18日に「2通目の警告が届いて2本の動画が削除された」ことを受け、再び連絡をしたところ同社から「ロイヤルティーを払わないと新たな警告を送る」と返答があり、Pan Pianoは異変を感じたようだ。
「削除リクエストをした相手と曲の著作権所有者が不一致」「問題とされたコンテンツはこちらが演奏した曲と異なるうえに削除されている」「メールの内容が怪しい」ことから、Pan Pianoはこれらの警告に詐欺疑惑を抱いていたという。
YouTubeへの異議申し立てで
そこで「YouTubeに異議申し立て通知を送信」したPan Piano。しかし対応待ちのあいだにもJ社と同一人物とみられるP社から、著作権侵害警告が届き、動画が数本削除されたという。
この時点で警告を3回受けてしまったため、Pan Pianoは新しい動画投稿ができなくなったうえ、アカウントが数日内に無効になる可能性が出てきてしまったのだ。
Pan Pianoのこのツイートに対し、24日の午前中にはTeam You Tubeの公式アカウントから4件の返答があり、「著作権侵害の削除依頼に必要な情報を欠いている」「依頼人へ追加情報の提出を求めている」と、YouTube側が説明。
依頼人からの追加情報の返答を待つ間、動画の復旧と警告の取消を進めるとし、動画は復活したようだ。
「新しい情報があればすぐにお知らせします」とコメントを残したPan Piano。先日も編み物系YouTuber同士の著作権侵害における裁判が終結したばかりだが、今後もこういった問題は起こりうるだろう。クリエイターたちの正しい知識の習得が今後は必要になりそうだ。
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