アナウンサーのフリー転身はもう古い! TBS安住紳一郎は「取締役社長」を狙う?

TBSで朝の情報番組としてスタートした『THE TIME,』。人気アナウンサーの安住紳一郎が司会を担当し、滑り出しは上々のようだ。

「初回の視聴率は、夏目三久さんが司会をしていた前番組『あさチャン!』の最終回よりも高く、TBSとしてはホッと胸を撫で下ろしているようです。10月7日の放送では、中継先となる系列局のCBC若狭敬一アナがズブ濡れで登場し、さっそくネットで話題となりました。若狭アナは中継のリハ中に池に落ちたようで、本来なら放送事故になりそうなところを、安住アナがうまく対応して笑いに変えた。この列島中継は今後の番組の肝になるコーナーで、今回のおもしろハプニングもあり、SNSでは『THE TIME,』から目が離せないという声が多く見られるようになりました」(民放関係者)

番組の勢いそのままに、安住アナはTBS内で存在感を増しているという。

「安住さんはベテランアナですが、高圧的な態度もなく、番組をなんとか盛り上げようと会議にも参加してくれます。局内でも慕っているスタッフは多いですよ。あと、人気番組を数多く担当してきたので、タレントの扱いがとても上手なんです。『THE TIME,』で金曜日の司会担当となる香川照之さんも安住さんを大絶賛していると聞きます。もはやTBSでは『どんな番組でも安住アナに任せればなんとかなる』という空気になっている。そういったスタッフの思いを安住さんも感じ取っていて、激務をなんとか乗り越えながら期待に応えようとしてくれています」(TBS関係者)

そんな安住アナに対して、TBSの上層部はある仰天プランを考えているという。

「安住さんにはフリーの誘いも多く、なかには年収1億円を確約するという大手芸能事務所もあったようです。そういった動きを察知して、安住さんの独立を阻止するためにも、TBSは『THE TIME,』が成功した暁には安住さんを役員待遇にすると話しているようです。現在の安住さんは局長待遇となる『アナウンスセンターエキスパート職』という役職に就いていますから、役員になるのもおかしな話ではない。しかもその後は、TBSへの貢献度なども考慮して、なんとアナウンサーとして初の取締役社長への道もあり得るという話のようなんです。そのくらいに、TBSは安住さんを手放したくないのでしょう」(民放関係者)

実際、テレビ朝日では冠番組を持つ大下容子アナは役員待遇となったばかり。さらに、こうした大下アナや安住アナの活躍により、アナウンサーの独立事情は今年に入って激変したという。

「もはやフリーアナが多すぎて受け入れる番組がありません。テレ朝の『報道ステーション』に鳴り物入りで迎えられた元NHKの大越健介キャスターも無理矢理感が否めませんし、視聴者の受けが特別いいわけではありません。『報ステ』リニューアル初日の放送では世帯視聴率が11.6%(関東地区のビデオリサーチ調べ)と、キャスター変更前とほとんど変わりませんでした。そういった事情もあって、日テレの桝太一アナや水卜麻美アナなど、独立が噂されていた人気アナたちも、局に残る方向で気持ちを固めているようです。テレビ朝日でアイドル的な人気の弘中綾香アナも独立を狙っていましたが、仲の良い田中みな実さんからフリーアナの厳し過ぎる現状を聞いて、局に残る選択をしたようです」(民放関係者)

かつては、加藤綾子や有働由美子をはじめ、独立をすれば大幅な年収アップが確約された女性アナウンサーだったが、現状はかなり厳しくなっているようだ。「女性アナウンサー30歳定年説」は、もはやあらゆる意味で死語になっているのだろう。

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