大手YouTuber事務所のUUUMが7月29日、UUUMと契約を締結した人に限り、UUUM所属のクリエイターの「切り抜き動画」の制作を許諾することを発表した。
切り抜き動画とは、YouTuberのチャンネルの見どころや、オススメのシーンをピックアップ(切り抜き)して投稿する動画を指す。
UUUMでは、YouTuberが投稿した動画をそのまま利用するのではなく、個人の工夫によって付加価値が付けられた新しい動画と位置付けているという。
もともと配信者や実況者の間で広がりを見せていた切り抜き動画だが、その権利としてはグレーゾーン。今回は大手事務所が大々的に許諾すると発表したことで、注目を集めている。
新たなクリエイターの応援方法としてますます広がりを見せそうなこの切り抜き動画だが、これには「二次創作ライセンス」が必要になるという。
UUUMに所属するクリエイターの切り抜き動画の場合、一定の条件を満たし、かつ「二次創作ライセンス契約」を締結した人に限り、二次創作を許諾するとともに、UUUMへの加入と収益化を承認するというものだ。
さらには二次創作による収益の一部を、制作者へ分配する取り組みを開始。二次創作の動画を制作した本人にも、収益が入るようだ。
現在すでに登録者数600万人を超える人気YouTuber「東海オンエア」が、その取り組みをスタートさせているが、同社によると今後対象クリエイターを拡大していくとしている。
気になる許諾方法は、UUUMのコーポレートサイトのお問い合わせフォームから連絡するとのこと。お問い合わせフォームに新たに「二次創作ライセンス(切り抜きチャンネル)に関するお問い合わせ」という項目が追加されているため、そこから応募するようだ。
新たな取り組みとなるこの「二次創作(切り抜き動画)」だが、また違った楽しみ方が増えそうだ。クリエイターの活動拡大にもなるということで、これからどんどん広まっていくだろう。今後の展開を期待したい。
文:sumika
出典:UUUM公式HP
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