
『きまぐれクックKimagure Cook』の「【1尾3万】とんでもない生物を購入してしまいました。疑問に思っていた事があります。」は、長良川産の天然ウナギ2kgアップ(1尾3万円)を市場から買い戻し、幻の大穴子1.5kgとともに自家製煮だれで炊き上げて食べ比べる検証をした。
煮穴子はよく見かけるのに、なぜ煮ウナギはほとんど存在しないのか。金子さんが長年抱き続けてきた素朴な疑問を、この一本が実食で解き明かす。
目打ちが意味をなさない!巨大天然ウナギとの迫力の格闘
まな板に乗せた瞬間から暴れ続ける2kgの天然ウナギ。
「目打ちが意味をなしてない」と苦笑いしながら格闘する姿は圧巻だ。
背開きにすると現れるのは、ぞっとするほど分厚い脂の層と肉厚で力強い身。
「こいつが今まで食べてきた餌の味がほのかに感じられる」という言葉が、天然ウナギ独自の複雑な旨味の正体を語っている。
一方の大穴子は丁寧に骨を抜いたうえで同じ煮だれで20分炊き上げる。
皮はプルン、身はふわふわのミルキーな仕上がり。煮詰めて作る爪(甘だれ)をかければ、穴子の旨味を凝縮した上品な一品が完成する。
「こんなに違うんだ」——スタッフ全員が唸る食べ比べの余韻
「同じようなフォルムなのに、こんなに違うんだって」——その場にいた全員が思わず声をあげる食べ比べの結末に、見ているこちらも思わず前のめりになる。
穴子の繊細でミルキーな甘み、ウナギの皮のもちもち感と野性的な複雑な深み。
どちらが上ということではなく、それぞれがまったく別の感動を運んでくる。
「かば焼きじゃなくてもいいんだ」という新発見が飛び出し、3万円の天然ウナギが魚の奥深さを余すところなく証明した。
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