ゲーム実況者『よしなま』が、貯金2500万円を投じて制作した育成シミュレーションゲーム『マモンキング』が12月11日に発売され、Steamで国内売上1位を獲得した。

発売前日の動画では「めちゃめちゃ緊張してる」と不安を吐露していたよしなまだが、その思いは見事に報われる形となった。

制作に1000時間以上を費やし、「子供を世に送り出すような気持ち」と語った彼の挑戦は、まさに新たな物語の始まりである。

発売前日の動画で、よしなまは率直な心境を語っている。「2500万円ボーンって貯金から出して」と、まさに全財産を賭けた覚悟を明かす彼。

「部活みたいなもんだよね。何百何千時間練習して、大会で緊張しないわけがない」という言葉からは、クリエイターとしての真剣さがにじむ。

同時に「クソゲーみたいな評価になっちゃったらどうしよう」と弱音を漏らしながらも、「面白いものを作った自信がある」と断言。

販売目標は1万本としつつ、「まずはプレイして評価してもらうこと」と、作品への思いを優先する姿勢を見せた。

猫2匹に向ける愛情と同じように、このゲームにも深い愛着があるのだと語る彼の姿は、どこか愛おしい。

発売当日、『マモンキング』はSteamで国内売上1位を獲得。

レビュー114件中97%が「好評」という驚異的な結果を叩き出した。

「時間溶ける」「想像していたよりもはるかに面白かった」というユーザーの声が続々と寄せられ、グラフィックよりもゲーム性を重視した彼の判断が正しかったことが証明された。

加藤純一からも「ようできてる。一発目でこれは俺すごいと思った」と絶賛され、業界からの評価も上々だ。

不安な夜を乗り越えた先に待っていたのは、夢が現実になる瞬間だった。