
『いけちゃん / ikechan』の「秋田の家を強制退去になったので、リサイクルショップで私物全部売ってみた!!!【いくらになる?】」は、突然の強制退去という困難な状況を持ち前の明るさで乗り切る姿を描いた引っ越しドキュメンタリー。
電気が止まった真夏の家で汗だくになりながら荷物を運び出し、リサイクルショップで思わぬ高値がつく展開に、視聴者も一緒にハラハラドキドキできる内容となっている。
移住者向け住宅からの強制退去という緊急事態に直面したいけちゃんが、まず立ち向かったのは電気が止まって腐敗した冷蔵庫の中身処理。
「特殊清掃員の気分」と苦笑いしながらも、潔癖症にも関わらず悪臭と戦う姿は思わず応援したくなる。
一人では運べない大型家電に四苦八苦し、村の友人に助けを求める様子からは、田舎暮らしの人とのつながりの大切さが伝わってくる。
真夏の暑さと重労働で汗だくになりながらも、「なんとかするしかない」と前向きに取り組む姿勢に、困難な状況でも諦めない強さを感じられる。
六角レンチで家具を解体して車に積み込む手際の良さも印象的で、引っ越し経験豊富ないけちゃんのサバイバル精神が光る場面である。
「2千円いくかな」という控えめな期待を大きく上回る1万9800円という査定結果に、いけちゃんの驚きと喜びが画面越しにも伝わってくる。
特に2024年製の新しい家電が高値をつけたことで、「こんなにお金もらえるの?」と素直に喜ぶ姿が微笑ましい。
冷蔵庫6千円、洗濯機4千円など家電の査定額の高さに加え、状態の良いソファーやテーブルセットも2千円ずつという予想以上の結果となった。
一方で、フランフランで購入したお気に入りの花瓶が150円という査定に納得できず回収する場面では、物への愛着と経済的価値のギャップが描かれている。
この2万円弱という金額が車中泊での東北放浪の軍資金になるという展開も、新たな冒険への期待を抱かせる。強制退去という試練が思わぬ収入につながる人生の皮肉が、この動画の最大の魅力といえるだろう。
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