
『佐倉あましん』の「Mrs. GREEN APPLEの騒音トラブル、なぜか全国で音が聞こえたと報告されるww」は、横浜の野外ライブから始まった“音の大冒険”を追った。
Mrs. GREEN APPLEが7月26日・27日に行った10周年記念ライブが、風に乗って予想外の広範囲に届き、全国各地で「音が聞こえる」との目撃談が続出。北海道から沖縄、はては富山の深夜、群馬の夜風の中にまで、その歌声が“届いた”とネタ的に語られている。
計算外の風と音、海を越えて届いたメロディー
ライブ会場は海沿いの横浜・山下ふ頭。音響設計やシミュレーションも重ねた上で開催されたが、当日の風向きがすべてを狂わせた。
音は水面をすべり、まるで島唄のように別の町へ届いた。住民からは「音がうるさくて眠れない」「なぜこんなに遠くまで?」と困惑の声が寄せられた。
これを受けて、運営側は公式に謝罪文を発表。風という自然の力と、音楽の熱量が重なった結果とはいえ、2日間の連続はさすがに厳しかったようだ。会場の熱気が、思わぬ形で外に漏れ出してしまった格好である。
音が聞こえたのはどこまで?都市伝説化する現象
「今、ブラジルにいるけど聞こえた」「月からでも聞こえる」——そんな冗談交じりの投稿がSNSをにぎわせ、全国各地で“音を聞いた”人々が地図上に点在する現象は、まるで都市伝説のようだ。
「寝てると聞こえてくる」「早く寝ないとミセスが来るよ」など、不安と笑いが交錯するコメントも。ライブの余韻が実体を持って夜空に広がるような不思議な感覚。
騒音という一言で片付けるには惜しい、まさに“届きすぎた音楽”であった。音が風に乗って届いたのか、それとも思いが空を飛んだのか——真相は、風だけが知っている。
出典:佐倉あましん
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