
『佐久間宣行のNOBROCK TV』の「【超実験企画】芸人にとって大喜利で回答することが、S◯Xを他人に見られるくらい恥ずかしい世界だったら…?」は、大喜利が“見られること自体が恥”という異常設定で進行する実験的企画である。
出演はインパルス板倉、きしたかの高野、かが屋の加賀と賀屋、カカロニ栗谷といったクセ者ぞろい。芸人の命とも言える即興回答を封じられた世界で、彼らは何を見せるのか。芸のプライドと羞恥心がせめぎ合う、前代未聞の笑撃が待ち受ける。
大喜利=最大の恥。芸人たちの葛藤が生む新たな笑い
舞台は“大喜利で回答する=とんでもなく恥ずかしい行為”という世界。
設定の異様さに、開始早々芸人たちは戸惑いを隠せない。板倉が「これ、ただの罰ゲームじゃない?」と漏らすと、高野は「恥ずかしすぎて口が開かない」と震える。普段は軽やかにボケを放つ賀屋でさえ、言葉を飲み込むほど。
加賀の「これは笑わせるより、耐える芸やな」の一言が、企画の本質を突いている。芸人たちは羞恥心と笑いの本能の狭間で揺れながら、それでも一歩を踏み出す。自信作を披露した直後の妙な静寂が、笑い以上に心に残る。
「笑えるのに苦しい」視聴者が体感する“見てはいけない感”
「見てはいけないものを見てる気がする」「芸人の新しい表情が見えた」といった声が多く寄せられ、視聴者は単なるバラエティを超えた“体験”としてこの企画を受け止めている。
栗谷の繊細なリアクションや、加賀・賀屋の対照的な恥の表現など、人物ごとの反応も見ごたえあり。ある者は自分を鼓舞するように、ある者は無理やり笑いに昇華しようと必死だ。
爆笑と赤面が交錯するこの空間は、まさにバラエティの臨界点。芸人の素顔にここまで迫る作品は、そうそうない。
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