ものづくりを得意とするVtuber「ヘアピンまみれ」が10月12日に「雑草で古代のエジプトの紙「パピルス」を作る!【根性再び】」という動画を投稿。過去にも様々に物を作ってきたが、今回は古代エジプトで作られていた紙を再現する動画を見たことをきっかけにその作り方を真似てパピルス作りに挑戦すると言うのだ。
材料は雑草のみ!
まずパピルスの原料となるパピルス草の仲間に値する雑草、カヤツリグサを探す。たくさんの雑草の中から目当ての雑草を発見したがかなり細い。細すぎるとパピルス作りには不向きだと言い、同じような条件でさらに太い雑草のセイバンモロコシを大量にゲットして帰宅した。セイバンモロコシの茎をスライサーを使って薄くスライスし、茎の外側をカッターで切り取り内側の髄のみを残す。それを次に古代エジプトでは水に入れ腐らせて柔らかくしていたようで、参考にしたyoutubeの動画では水酸化カリウム溶液で柔らかくしていたという。それの代わりにと用意したのは「パイプユニッシュ」。「同じアルカリ金属の水酸化物だからまぁ同じでしょ大体」と言ってパイプユニッシュを振りかけ柔らかくなるまで放置する。
完成なるか
パイプユニッシュの漂白作用により真っ白に漂白されてしまったが理想の柔らかさに。これを隙間がないように横向きに敷き詰め、その上に今度は縦向きで敷き詰める。丁寧に貼り付け終わり、水分を飛ばして乾燥させるため図鑑をどんどん上に乗せて圧力をかけ1日待って完成となった。水分がなくなり完全に繊維同士がくっつき強度もある。「めっちゃ紙」「めっちゃパピルス」とその成功に喜ぶ「ヘアピンまみれ」。「今回のは比較的作りやすいんじゃないかな」と言いつつ「簡単じゃないか。普通の人間はね、雑草切って薄っぺらくする作業で3時間以上も使わないわ」とものづくりをたくさんしてきたことで感覚が麻痺してしまったようだった。
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