VEE

Sony Musicが史上最大規模のVTuber(バーチャルYouTuber)育成・マネジメントプロジェクト「VEE」の発足を発表した。「VTuberも、人間だよ。」というフレーズがかなり印象的な同プロジェクトは、一体どのようなプロジェクトなのだろうか。

今回発表されたVEEは、Sony Musicがこれまで培ってきた、プロデュースやマネジメントの知見などを惜しみなく提供する、新しいバーチャルタレントの育成およびマネジメントプロジェクトだ。

音楽業界を席巻するSony Musicが全面的に協力し、バーチャルタレントを育成していくという背景から、大きな注目を集めている。

そもそもバーチャルタレントとは、生身の人間ではないキャラクターの姿で活動する者を指す言葉であるが、近年その活動は配信や動画などに留まらず、リアルイベントの開催や各種メディアへの出演など活躍の場は広がっている。

Sony Musicは同プロジェクトを「バーチャルライバー、VTuberはキャラクターであると同時に、才能あるひとりの人間であるはず」と定義。

「だからこそ、数々のタレントやアーティストたちに寄り添い続ける中で、才能を見出し、伸ばし続けることを事業としてきた『Sony Music』にしかできないことがある」としている。

さらにVEEでは「3つの約束」というものが定められており、「Sony Musicのアーティスト、タレントと区別しない」「大きな舞台へのチートは用意しません」「名前やキャラクターを奪いません」という3項目を提示、やる気のあるタレントのキャリアを重要視する姿勢を見せている。

VEEのバーチャルタレントオーディションの募集に際しては、性別や容姿、得意なジャンルは問わないとしているが、16歳以上かつ1年以上継続的に活動が可能なことや、絶対に諦めたくない"夢"があることが条件だ。なお募集期間は、今月20日から9月30日までとのこと。

50名を超えるバーチャルタレントのデビューを目指しているVEE。一体どのような才能が集まるのか、楽しみなプロジェクトだ。

文:sumika

出典:「VEE」特設サイト

おすすめの記事